防音ブース・NEWS |
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◆防音ブースの遮音性能 サイレントデザイン組立式防音室の遮音性能は30dB用と35dB用を用意しています。【35dB以上はハイグレード防音室シリーズとなります。】 遮音性能デシベルdBに関しては、次の様に解釈すると分り易いと思います。 特定の周波数帯域で、楽器等の音の大きさdB(音圧)が100dBある場合に、遮音性能30dB又はD-30の防音室を使用すると、防音室の壁による透過損失値が30dBですので、音圧が70dBまでに低減出来ると理解しやすいと思います。〔計算式等では厳密には違います。〕 防音計算式 例えば防音ブースの遮音性能が40dBとしたら、管楽器の中でも音が一番大きなアルトサックスの音が110dBですから・・110-40=70dBの音が防音室の外には聴こえてしまいます。 遮音性能は遮音計測器で計ります。人間の耳で聞いた音の感覚的な大きさと、物理的な計測値との音の相互関係を表すことはかなり高度で難しくなります。 人間は大きな音に対しては、圧縮して聴くように耳の補正能力があります。また人間の受音には固有な特性と限界があるのと、個々によって聴感覚的にも心理的にも影響され、音の判断力にも個人差もありますし、同じ音の大きさ(音圧)でも周波数によっても違う大きさに聴こえてしまいます。 音の大きさDATA ◆防音ブースの音響性能 室内の響としましては、比較的にライブ指向で透明でクリアーな原音設計としています。繊細で自然な楽器やピアノの音の表現が出来る様に開発し、吹奏感が自然で楽器演奏も伸びやかな表現が出来ます。 最適な吸音率としては、ピアノの場合は音域や周波数帯域が広いので0.23~0.34の間が良いとされています。歌・声楽・声・ナレーションはできるだけ吸音率0.16~0.23と低く設定しないと、響かないお部屋や防音室・アナウンス室だと無理に響かせようとして、発声に力が入り、歌いにくく疲れますね。多少ライブ傾向の室内環境の方が歌いやすいですね。 管楽器の場合は0.20~0.29程度で、もう少し響きを抑えたい場合(パーカッション類)は0.25~0.36となり、いずれの楽器も多少デッドな環境が望まれます。いずれにせよ、音質に合わせた吸音率の設定はDATAや計算上はできますが、音の場合は各自感じ方も違い、好みの音に適応させることは、人の感覚的な問題もあって、難しいものと実感させられます。 音響の知識 他の会社メーカーの防音ブースに比べても、吸音過度による、つまった響きがないので、声を過剰に発声する事もなく、自然な発声が出来るので、喉も声も疲れにくいのが特徴です。響きの少ないデッドな防音ルームですと、声が響かないので、無理に声を響かせようとして、負担がかかる場合もあります。 ◆ホルムアルデヒド低減素材を使用 平成15年7月1日より、建物の建材・換気に関しての建築基準法が一部改正されました。パネル表面ですが身体へのシックスハウスの原因の基と言われているホルムアルデヒドの発散量を低減させた、建築材料フォースター【F☆☆☆☆】等の安全な素材を使用する事が決められています。 サイレントデザイン防音ブースには、ホルムアルデヒドの発散を、最大に低減させた、F☆☆☆☆フォースター印の素材を使用しています。接着剤もフォースター印が安心レベルのため使用しています。 パネル表面は、綺麗な光沢の輝きのあるポリ化粧板を採用してますので、壁紙クロスや塗装表面と違い、水吹きだけで簡単にお手入れできます。デザイナーオフィスや素敵な店舗・展示会・病院等の公共施設にも最適です。 防音ブース【組立式タイプ】は、耐久性のある丈夫で安全性の高い素材と、頑丈なパネル構造で長持素材を基本ベースとしています。他の簡易的な防音室とは基本コンセプトで異なります。室内の安全が第一です。そのためにも防音室の素材も大事で、室内で最も身体に影響が無い素材が、木質系と思われます。 ◆木質系以外の素材の注意 組立式防音ブースの室内の表面には金属・スチールを使用していません。スチールですと金属アレルギーの人に影響が出ると言われています。金属スチールも防音室パネル表面に無く、パネル内部にあるものでしたら、直接触れなので影響はありません。 次に防音ブースの性能は、重くて隙間の無い事で発揮されるので、布・ビニール・紙・ダンボールの軽い素材の簡易防音室ですと、多少の音しか軽減が出来ません。布・ビニール・紙・ダンボールの軽い素材ですと、なかなか防音性能は困難だと思います。 換気も大切になるので、安い換気ファンでなくて、換気扇には大手電機メーカー【例・・三菱電機ロスナイ等】の換気能力に優れた換気扇を設置したものが安全です。 以上の要素を踏まえて、サイレントデザイン組立式防音ブースの素材・材料・設備等を基本として製作されています。 ◆計測関連情報 サイレントデザインの組立式防音ブースは、規制の対象になっている特殊加工化粧合板に関しましては、日本農林規格(JAS)試験基準において、日本合板検査会によっての検査で、全てクリアー基準値の F☆☆☆☆(ホルムアルデヒド0.02)を確保しています。これによって皆様により安全な室内環境をご提供しています。接着剤に関してもF☆☆☆☆(ホルムアルデヒド0.02mg/l)を確保しています。 ◆資料提供 合板素材データ 有限会社トップアート工業(愛知県) ◆組立工場 最終組立加工メーカー 有限会社宮島建具店(埼玉県) ◆組立方法の簡易性 サイレントデザイン組立式防音ブースは、パネルに付いてる高張力性のワンタッチ金具によって、パネル同士を強力に連結できます。特別な道具がなくても簡単な方法で組立分解ができる優れたメリットがあります。多数のメーカーが簡単組立を謳っている簡易防音ブースの様に難しくありません。 組立・分解の実際 家具の様に設置するだけで、お部屋に傷つける事無く、大きな防音工事などによる現状復帰の必要もなく、引っ越し・移設も楽で心強い味方となります。そのため防音工事の出来ない賃貸の住宅・賃貸マンション・テナントには最適な防音ブースです。 組立・分解方法は簡単ですが、パネル重量があるので、運送・搬入の取り回しも大変ですし、怪我の原因にもなりますので、実際の設置は重量物専門の当社提携の運送会社【ピアノ運送・国立ピアノサービス】に依頼されれる事をお勧めしています。 組立式防音ブースは一般の方でも、力のある大人3人でしたら、1.5帖タイプでも40分程度で簡単簡易に完成しますが、パネルの重量があるために危険ですので、当社提携の運送会社にお任せください。 ◆防音ブースの仕様とパネル構造 パネルの遮音設計は、当社の特許関連の機密上で内容は解説できませんが、壁・天井は特殊遮音構造を基本とし、床は振動を低減する浮き床仕様の三段の積層構成としてます。 パネル間の接合部分の構造ですが、他社の様に一般的な面合わせでなく、特殊な凹凸接合設計としていますので、隙間からの音漏れとパネル間の振動を防止しています。 組立式防音ブースのドア(開口部)に標準で付属して付いてるガラスですが、共鳴や音圧・損失を受けにくい、小さく細長い設計にしてます。ドアの硝子は12mm厚〔30dB等級〕としています。ガラスの取り付け部分に関しても、共鳴振動現象が起こりにくい防振ゴム特殊額に設計しています。ガラス面積も遮音性能を考慮して、面積も細くしています。面積が大きいと遮音性能は低下傾向を示します。 他メーカーの簡易防音ブースによくあるドアガラスの厚さは、6mm〔20dB等級〕前後が多く採用されてますが、6mmですと、遮音性能が20dB程度しかないので、いくらパネルの遮音性能があっても、総合的な遮音性能は落ちてしまうかもしれません。 ドアに付いているドアハンドル【ドアノブ】ですが、 音楽ライブスタジオ・ピアノ教室等で定評のあるメーカーTK社の音漏れの少ない、がっちりした本格的な高級グレモンハンドルを採用しています。 |
新型コロナウイルス禍での防音室扱いのご注意 |
最近は、新型コロナウイルス感染対策として、手と指への消毒においてアルコール系の除菌剤を使用する場合があります。特に家具や木質系【合板】防音室を扱う場合に注意が必要との事が最近分かってきました。 家具や防音室の合板などに、素材規定範囲以内に含まれているアセトアルデヒドがありますが、特にアルコール等のエタノールに反応するもので、二日酔いの時にも体内に生成されますが、アルコール飲料よりも除菌材は濃度が高いのが特徴です。 家具や木質系【合板】防音室では、通常は時間や年数の経過とともに減少していくので、特に問題は無いのですが、最近分かってきたことですが、手と指への消毒用除菌剤を使用している場合に、下記の様な状態が起きるとの事ですので注意が必要と言われてます。 |
森 林 総 合 研 究 所 の ホ ー ム ペ ー ジより引用しています。 以下原文のままです。 |
アセトアルデヒドの濃度があまりにも大きく,減衰もしない場合は,エタノールの酸化によるアセトアルデヒドの生成を疑います。エタノールと木材を接触させると,木材に含まれる酵素の働きでアセトアルデヒドが生成することが報告されています10)。このため,現在,集成材等の製造に使われる接着剤にエタノールが使われることほとんどありません。しかしながら,室内には様々な形でエタノールが持ち込まれてます。塗料や洗浄剤にも含まれる場合があります。特に,最近良く見かける手指の除菌剤は典型的なものです。アセトアルデヒドの生成は,木材の有無にかかわらず,エタノールと空気との接触で自然に進行します。このような製品を室内で用いる場合は,換気を十分に行う必要があります。 ■おわりに 今回は,林産試験場の室内空気質に関する研究の中から木質材料から放散するアセトアルデヒドに関する取り組みを紹介しました。放散が長期間に渡って続くホルムアルデヒドに比べ,アセトアルデヒドは減衰が急速に進むことから,施工直後を除いて問題となる場合はさほど多くないようです。しかし,エタノール含有製品と木材との接触で発生が考えられることから,除菌剤などの使用には注意が必要です。なお,本研究プロジェクト全体の成果パンフレ ッ ト は 森 林 総 合 研 究 所 の ホ ー ム ペ ー ジ( h t t p : / / w w w . f f p r i . a f f r c . g o . j p / p u b s / ko u f u - p r o / d o c u m e n t s / s e i k a s y u 5 3 . p d f 最終確認日:2 0 1 5年1 2月2 8日)で公開されていますので,ぜひご覧ください。 ■引用文献 1)シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会 中間報告書-第8回~第9回のまとめについてhttp://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/02/h0208-3.html(最終確認日:2015年12月9日) |
◆ブース内の温度調整 音が逃げない様に気密性が高くなっているので、十分快適な換気能力確保のめに、ブースには高機能の換気扇が標準仕様で付いています。 三菱製の換気扇ですが、クーラー・エアコンと違い、空気の循環と遮音を基本としていますので、暑さ対策のために設計されていません。そのため外気の涼しさはあまり入りません。 ブースを使わない時以外は、防音室のドアを常時開けておいて、お部屋にあるクーラーで出来るだけ冷やして、ルーム内を涼しくしておくとかの工夫も必要と思いますが、それでも暑い時はクーラー・エアコン・;冷風扇・扇風機等での暑さ対策をお考えください。 楽器やピアノの保管上で温度・湿度の管理も必要な場合は、ピアノや楽器の特性に合わせて、室内に乾燥除湿機等の設置をお考え下さい。 ◆室内の臭い ブースでは、身体へのシックスハウスの原因の基と言われているホルムアルデヒドの発散量を低減させ、日本農林規格(JAS)試験基準において、日本合板検査会によっての検査で、最高基準値の F☆☆☆☆(フォースター)を採用しています。接着剤に関してもF☆☆☆☆(フォースター)を採用してます。 ◆パネルの素材データー サイレントデザイン組立式防音ブースの防音パネルでは、F☆☆☆☆(フォースター)を採用してますが、防音ブースは音が逃げないように気密性が高いのと、狭い空間なので、換気扇を使用し空気の流通をしていても、普通の御部屋では感じない臭いがこもってしまう傾向にあります。特に新品の場合はこの傾向にあります。臭いは、F☆☆☆☆(フォースター)の防音パネルが完全に硬化するまで残りますが、経年減少で徐々に消えて行きます。臭いが気にならなくなるには3年~5年とのデーターがありますが、臭いの消える速度はパネルの硬化速度や、設置されているお部屋の環境・使用してる状況により、臭いが消えるまでの期間は異なります。 特に夏場の暑い季節は、他の季節より硬化しにくくなって臭いを感じやすくなりますので、ブースを直射日光の当たらない涼しい場所への設置や、厚手のカーテンなどで日差しをさけて置き、お部屋はクーラーで出来るだけ冷やし、防音室を使わない時は、ブースのドアを常時開けて、臭いを逃がし、涼しいクーラー等の風を入れたり、新鮮な空気の循環をする事も必要と思います。使っている時は、室内での暖房は温度が上昇するので、臭いを発散させる原因となりますしタバコも臭いがパネルに付着しますのと、火災の原因となりますので、お勧めしていません。又、ブース内では、臭いを発散させる物は出来るだけ入れないでください。 臭いに特に敏感な人では刺激を感じる場合もありますので、十分な注意と、時々ドアを開けて空気の流通や休憩をとりながらのご使用をお勧めします。 臭いが気になる場合は、無香料の臭いの吸着材等(竹炭系等)を用意していただけたらと思います。香りのある消臭剤ですと、防音室は気密性が高いので、香りがたまり過ぎてパネルに付着して、逆効果になる場合もあります。無香料の吸着剤等(竹炭系)は東急ハンズ等・専門店でご相談ください。〔消臭剤よりも、吸着剤(竹炭系)が効果あると思います〕 気密性の高いブースでは、暑さや臭いがこもるのは、木質系の防音室特有の現象です。そのため暑さ・臭気での対応・修理等はしていませんので、ご了承ください。 ■換気扇の特徴・取り扱いにつきましては、三菱電機にお問合せください。 ■組立工場 最終組立加工メーカー 有限会社宮島建具店(埼玉県) |
■その他検査報告(素材) | 放射測定量 | |||
ポリエステル合板 | 0.30 | |||
2次加工ポリエステル合板 | 1.20 | |||
芯材 | 1.38 |
◆休憩タイムの必要性 耳には疲労感があまり無いので、ついつい楽器やピアノを長く練習したり作業してしまいますが、耳も身体と同様に休憩は大切です。又、ブースでの使用時間も、一時間に10分程度の休憩を挟んでのご使用をお勧めします。未使用の際は常時製品自体のドアを空けておきましょう。 防音ブースでの楽器・ピアノ練習、音のうるさい及び作業等をする場合には、必ず防音室の外で休憩時間を取っていただきたいと思います。 特に音圧の高い楽器・ピアノ等の場合は注意が必要です。長時間の連続作業や、大きな音の空気振動に触れていると、耳鳴り・心拍数の増加・頭痛・咳・騒音性難聴その他の影響を与える事もありますので、休憩は十分に取りましょう。 騒音性難聴 ◆最新納入先情報 【個人・会社・大学・病院その他納品例】 会社・個人採用例 パナソニック、日本気象協会、理化学研究所 ソニー銀行、エムアップ、LG電子、芸能人、音楽家・・その他会社 大学研究室・採用例 東京大学・京都大学・神戸大学、東京工業大学 早稲田大学、独協医科大学・九州大学・北海道大学・・その他 ◆メーカー最新会社・トピックス 【文章発話におけるポーズと前後の発話との関係】 東京工業大学大学院総合理工学研究科における 金沢工業大学情報工学科シンポジウム実験でサイレントデザイン組立式防音室が使用されました。 wikipedia 音響特集【ささやき声】で、リンクされてます。 週刊ビル経営 第928号のクローズアップ【防音室編】に掲載されてます。
◆NHK・教育テレビ・TBS・日本放送・フジテレビ・日テレ・朝日放送・FM放送・朝日新聞・読売新聞・工業新聞・ジャズライフ・サンレコ・ギターマガジン・ピアノマガジン【防音室特集】・soundlife・ムジカノーバ【防音工事編】・週刊ビル経営・日経新聞・週刊現代・教育現代・アッこにお任せ・NHK解体新書・目覚ましテレビ・大沢悠里のゆうゆうワイド・その他多数に音の課題で取材協力・テレビ出演しました。 silent design
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